もったいない
「もったいない」という言葉を誰しも一度は聞いたことがあるかと思います。
日本人の倹約精神の基本として、世界でも注目されるようになった言葉ですが、実は「勿体ない」と「物体ない」では意味が違うというのをご存知ない方は少なくないはず。
本来の意味は倹約精神とは少し違うため、この機会に是非意味を理解しておきましょう。
ここではそんな「もったいない」について、意味や使い方などを詳しくご紹介していきます。

もったいないの意味とは
もったいないとは、主に「失われることを惜しむ」ことを意味して用いられますが、本来は「不都合であること」や「かたじけない気持ち」を意味する言葉になります。
「勿体無い」と表記し、「勿体」は態度や外見が重々しいことや、物の品位を指す言葉になります。
本来は「不都合」や「不釣り合い」、「身に余る、恐れ多い」などの意味合いで用いられていましたが、そこから転じて物の価値が十分に活かされずに無駄になってしまうことを残念に思う気持ちを表す言葉として用いられるようになったとされています。
また海外では同様の意味合いの言葉が存在しないとして、「mottainai」と表現されています。
もったいないの使い方・例文
- 高校に入ってからあんなに可愛くなるなんて、振ったのは本当にもったいないことをした。
- 賞味期限をたった一日過ぎただけなのに勿体ないが、妻が嫌がっている以上は大人しく捨てるしかない。
- せっかくの素晴らしい脚本なのに、キャスティングがいまいちなのは非情にもったいないことだ。