落ち度
皆さんは「落ち度」という言葉をご存知でしょうか。
他の人の落ち度を非難する際は、追い詰めすぎると逆効果なこともありますね。
今回は「落ち度」という言葉について詳しく解説します。
落ち度の意味とは
落ち度とは「失敗。過失。過ち。」という意味です。
もともとは「越度」と書いて「をつど」、「おつど」と読む言葉でした。
律令制の時代に法のことを「度」と呼んでおり、特に関所破りをすることを「度を越える」、つまり「越度」と読んでいました。
時代が下るにしたがって法だけでなく一般的な過失や失敗全般を指すようになり、「おつど」が転じて「おちど」になっていきました。
表記が「落ち度」になったのは江戸時代の頃で、方法や注意などが不完全であることを示す「手落ち」などの言葉からの連想だと思われます。
「落ち度」「過失」「過ち」「過誤」など、類似の意味を持つ言葉はたくさんありますが、それぞれの詳しい意味は微妙に異なります。
「過失」は、怠慢や不注意から引き起こされた失敗のことであり、「過誤」は同じ意味で書き言葉のみに使用される言葉です。
故意に起こしたものは「過失」ではありません。
逆に、「過ち」や「落ち度」は故意かどうかに関わらず使うことができる言葉です。
「落ち度」は他の言葉と違って、「落ち度がある(ない)」とは使っても、「落ち度を犯す」とは使えません。
そのため、主に「間違いを犯した人を非難する、責任を問う」ような文脈で使われることが多いです。
落ち度を使った文章・例文
- 今期の営業不振は我々の部署に落ち度があると非難された。
- 私の落ち度により、相手に迷惑をかけてしまいました。