手塩にかける
「手塩にかける」という言葉の意味や使い方について解説します。
この「手塩にかける」という言葉は、古くから使われていますが、皆さんはご存じでしょうか。
よく「手塩にかけて育てた野菜」や「手塩にかけて育てた娘を嫁に出したくない。」といった使い方をします。
読み方は「てしおにかける」となります。
今回はその意味に加えて、語源や使い方についても詳しく解説します。
この機会に「手塩にかける」について深く知っていきましょう。
手塩にかけるの意味とは
「手塩に掛ける」という言葉の意味について解説します。
読み方は「てしおにかける」となります。
手塩にかけるとは「自らいろいろと世話をして、大事に育てること。」という意味を持つ言葉です。
使い方としては「手塩にかけて育てた娘を嫁には出したくない。」といった表現が一般的でしょう。
この「手塩にかける」という言葉の中にある「手塩」とは、室町時代から使われていたとされています。
もともとは膳の不浄を取り払うため、小皿に盛り添えたもののことを指していました。
そののち、食膳に添えられたわずかな塩のことを指すようになりました。
その塩は、味の加減を自分で調整するために置かれたものであることから、自ら面倒を見ることを「手塩にかける」というようになったとされています。
手塩にかけるの使い方・例文
- 係長は今週末、手塩にかけて育てた娘さんの結婚式にそうで、寂しそうな顔をしている。
- 台風により手塩にかけて育てた野菜がだめになってしまい、悲鳴をあげている。