キボンヌ
「キボンヌ(きぼんぬ)」という言葉をご存知でしょうか?
最近では聞かれなくなったネット用語です。
「懐かしい!」と思われる方も多いかもしれませんね。
今回は、「キボンヌ」について解説します。
キボンヌの意味とは
「キボンヌ」とは、「希望します」という意味のネット用語です。ひらがなで「きぼんぬ」とも表記されます。
「詳細キボンヌ」や「続報キボンヌ」などといった使い方をします。「詳細キボンヌ」なら、「詳細を教えてください」という意味になります。
2000年ごろから使われ始めたため、今では古いネット用語です。2011年にはすでに死語認定されていました。
「キボンヌ」の語源
夏季オリンピックシドニー大会に出場した「金沢イボンヌ選手」の名前をもじって、「~を希望する」を「~キボンヌ」と表記した人がいて、そこから広まっていったといわれています。主に、ネット掲示板「にちゃんねる」で使われていましたが、だんだんと廃れていき、現在では死語になっています。
「キボンヌ」のように死語になったネット用語
「キボンヌ」と同時期に使われていた古いネット用語は、以下のようなものが挙げられます。
・香具師
【意味】それ以前から、人のことを指す「奴(ヤツ)」を「ヤシ」と表記していましたが、「やし」と入力すると「香具師」と変換されるため。
・漏れ
【意味】「俺」のこと。
・逝ってよし
【意味】消えてくれ、どこかへ行ってくれ、という意味の「行ってよし」の変換。
・あぼーん
【意味】にちゃんねるにおいて、「荒らし」や個人情報など運営が削除した投稿の痕跡のこと。転じて、破損・消失などを「あぼーん」と表現するようになりました。

キボンヌの使い方・例文
以下「キボンヌ」の使われた、にちゃんねるのコピペです。
今では死語となったネット用語がたくさん使われています。
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母「おい、おまいら!!夕食ができますた。リビングに集合しる!」
父「詳細キボンヌ」
母「今日はカレーですが、何か?」
兄「カレーキタ――――――――――」
妹「キタ―――――――――――」
姉「カレーごときで騒ぐ奴は逝ってヨシ」
母「オマエモナー」
父 --------終了-------
兄 --------再開-------
妹「再開すなDQNが!それより肉うpキボンヌ」
母「ジャガイモうp」
姉「↑誤爆?」
兄「タマネギage」
父「ほらよ肉>家族」
妹「神降臨!!」
兄「タマネギage」
母「糞タマネギageんな!sageろ」
兄「タマネギage」
姉「タマネギage厨uzeeeeeeeeeeee!!」
母「ageって言ってればあがると思ってるヤシはDQN」
セールスマン「イタイ家族がいるのはこの家ですか?」
母「氏ね」
父「むしろゐ㌔」
兄「タマネギage」
妹「兄 、 必 死 だ な ( 藁 」
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