泡沫
「泡沫」という言葉について解説します。
泡沫のような夢と使ったり、泡沫候補と使ったりするこの「泡沫」という言葉。
さて、みなさんはこの言葉の読み方が二通りあるのをご存知でしょうか。意味はほぼ同じですが、どちらか片方の読み方しか知らないという方もいらっしゃるかもしれません。
ここでは、読み方はもちろん、意味や使い方などを整理しながら紹介していきます。
ぜひご覧になって、みなさんも一緒に整理しながら把握してみてください。
泡沫の意味とは
泡沫には「うたかた」という読み方と、「ほうまつ」という読み方があります。
なので、先ほど出てきた文は、泡沫(うたかた)のような夢、泡沫候補(ほうまつこうほ)とそれぞれ読みます。
どちらも「泡」という意味を持っていますが、ここでは「うたかた」の方の意味を紹介していきます。
泡沫(うたかた)とは「水面に浮かぶ泡」「はかなく消えゆくものの例え」という意味の言葉となっています。
現代でうたかたと聞いた場合は、水面に浮かぶ泡よりも「はかなく消えゆくもの」とイメージする方が多いのではないでしょうか。
ちなみに、泡沫候補といったように使う場合は「すぐに消える取るに足らない」という意味になります。
なぜ泡沫をうたかたと読むかというと、元々、古来から泡のことを日本語では「うたかた」と呼んでいました。そのため、中国から泡という意味の漢字「泡沫」が来た際に、読み方はそのまま「うたかた」とあてたといわれています。

泡沫を使った文章・例文
- 戦国武将の一生は泡沫のようなものだったのかもしれない。