按分
「按分(あんぶん)」という言葉は、ビジネスの場面などでよく使う言葉ですね。「経費を按分する」という表現を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
「按分」は使われる機会の多い表現ながら、その意味や具体的な使い方は知らない人が多い言葉でもあります。ビジネスの現場でも使われる言葉なので、この機会に知っておいてくださいね。
この記事では「按分」の意味や使い方などを解説します。
按分の意味とは
「按分」の読み方は「あんぶん」です。
「按分」の意味は「物品や金銭などを基準となる数量に基づいて割り振ること」です。よく使われるのが「経費を按分する」という表現で、私的に使ったお金と業務に使用したお金を割り振ることを意味します。
フリーランスとして働いている人の場合、確定申告の際には仕事にかかった経費について按分することは必須のスキルです。
なお、「按分」は英語だと「distribution」に相当します。配給、分布などの意味がある言葉で、「distribution」は「按分」よりも幅広い場面で使われます。

按分を使った文章・例文
- 今年かかった経費について按分してみたのだが、基準を定めるのがなかなか難しくてかなりの時間がかかってしまった。
- 今回出た利益について按分したいと考えているが、それぞれの貢献具合を数値化するのは非常に難しくて苦戦しているのが現実だ。
- フリーランスで食べていくつもりなら、経費の按分くらいはできないと大きな損をすることにもなりかねないよ。