生き字引
「生き字引」という言葉について解説します。
「彼はこの会社の生き字引と呼ばれている」といった感じで使われるこの言葉。
皆さんは見聞きしたことはあるでしょうか。
若い方にとっては耳慣れない言葉かもしれませんし、初耳という方も多いかもしれません。
ここではそんな「生き字引」という言葉について、意味や使い方、読み方を紹介していきます。
ぜひ最後までご覧いただき、きちんと整理、把握していただきしっかりと使いこなせるようにしてみてください。

生き字引(いきじびき)の意味とは
生き字引(読み方・いきじびき)とは「長年関わってきてそのことについては何でもよく知っている人」「物知りな人、博識な人」という意味の言葉となっています。
ということで、さきほど出た「彼はこの会社の生き字引と呼ばれている」というのは「彼はこの会社のことを何でも知っている人と言われている」といった意味になります。
なぜこういう意味なのかというと、「字引」は今でいう「辞書」のことです。辞書は最初の文字を引いて探すので昔は字引と言っていました。
辞書にはなんでも載っている(何でも知っている)ので、生きた字引(辞書)=なんでも知っている人となっています。
ちなみに、この言葉の語感が誤解を呼ぶのか、意味を知らない人にとっては悪い意味だと思ってしまう方もいるようなので、その時は意味を教えてあげると良いと思います。
生き字引の使い方・例文
- 子供の頃、町内には何人もの「生き字引爺ちゃん」が居た気がするが、今はそういうお爺ちゃんはどこに行ったのだろうか。