希薄
「希薄」という言葉について解説します。
「関係が希薄」「内容が希薄」「意識が希薄」といったように使われる「希薄」という言葉ですが、意味は皆さんなんとなくでも把握していることと思います。
ここでは、希薄という言葉の意味や使い方はもちろんのこと、類語や対義語も紹介していきますのでそれらを通して一段深く理解してみましょう。
ぜひご覧ください。

希薄(きはく)の意味とは
希薄とは「液体や気体の濃度、密度がうすいこと、またその様子」「ある要素がとぼしいこと、物事に向かう気持ちや意欲などの弱いこと」という意味の言葉となっています。
さきほど出てきた「関係が希薄」「内容が希薄」「意識が希薄」といった、一般的に日常で使う場合は後者の意味の場合がほとんどかと思います。
ちなみに、漢字で稀薄と書くのも間違いではありませんが、「稀薄」と表記するよりも希薄と書くのが一般的となっています。
読み方は「きうす」ではなく「きはく」と読みます。間違えて「きうす」と覚えてしまっている方もいるようなので、注意してみてください。
希薄の類語
希薄の類語として
- 低密
- 空疎
- 薄弱
- 不足
希薄の対義語
希薄の対義語として
- 濃密
- 濃厚
そのまま、濃厚な関係、濃密な内容など反対の意味で言い換えられるので覚えてみてください。
希薄の使い方・例文
- 発言が他人事のように感じるのは、問題意識や当事者意識が希薄なせいかもしれない。
- 希薄な人間関係は心地好いかもしれないが、大事な時に助けてくれるようなものではない。