敬服
「敬服(けいふく)」という言葉をご存知でしょうか。
「心から敬服する」や「誠に敬服いたしました」といった用いられ方がされているのを、一度は聞いたことがあるかと思います。
類語も多い言葉で、意味や使い方に困っている方も少なくないのではないでしょうか。
ここではそんな「敬服」について、意味や使い方、類語などを詳しくご紹介していきます。

敬服の意味とは
敬服とは、「感心を寄せること」や「心から尊敬すること」を意味します。
類語には「尊敬」や「敬意」、「感服」などが挙げられ、相手に感心していることや、心から敬う気持ちを表す言葉になります。
感服や敬服など、類語同士に大きな意味の違いはなく、主に尊敬や感心を抱いたタイミングや時間に対して使い分けがされる傾向にあります。
「感服」が素晴らしい態度や能力などを見て抱く一瞬の感情を表す際に用いられるのに対し、「敬服」は普段から相手に対して尊敬の念を抱いていることを指して用いられることが多いですが、実際に敬服や感服言にそうした時間的意味合いはありません。
敬服を使った文章・例文
- 準優勝に終わっても相手を笑顔で称える姿には、本当に敬服する。
- 敬服していた偉大な教授が、生徒に対する不祥事で大学を追われたと聞き、大きな失望を味わった。
- 嫌いな男だったが、長年OKが出なかった企画をあっさりと通してしまうあたり、敬服せざるを得ない。
- 経歴こそ素晴らしいものの、横柄な態度しか獲れない彼女には、感服も敬服も出来そうにない。