故意
「故意」という言葉について解説します。
みなさんもこの「故意」という言葉は見聞きしたことがあると思います。
文字で見ると馴染みが薄いような気もしますが、「あのファールは故意にやったな」なんて言うと、意外と身近な言葉に感じるのではないでしょうか。
さて、この「故意」という言葉は日常で使う分にはなんてことのない言葉かもしれませんが、法律が絡む場で使うとかなり重大な意味を持つ言葉となります。
なんとなく意味は分かっているという方は多いと思いますが、そういうこともあるので、ここで一度「故意」という言葉について、意味や使い方・読み方をしっかりと整理してみましょう。
ぜひ最後までご覧いただいて、きちんとした理解を深めてみてください。
故意(こい)の意味とは
故意(読み方・こい)とは
- 「わざとすること、またその気持ち」
- 「私法上、自分の行為が一定の結果が生じることを認識していて、あえてその行為をする意思。刑法上は罪を犯す意思、すなわち犯意をいう」
日常の中では「わざと」の代わりに「故意」が使われる程度なので問題ないとは思いますが、法律が絡むとこの言葉について認識が甘いと痛手を負うこともあると言えます。
この言葉が含まれる言葉として「未必の故意」「故意犯」といった言葉がありますが、どちらもこの「故意」という言葉の意味をきちんと知っておくことが必要です。
ちなみに、2の意味はほぼ「未必の故意」と同じ意味で、未必の故意も故意とみなされるようです。
故意の使い方・例文
- 故意犯とは「罪を犯す意思をもってした行為によって成立する犯罪」のことで、殺人罪や窃盗罪などがこれにあたる