カマトト
「カマトト」という言葉の意味や使い方について解説します。
この「カマトト」という言葉は、主に女性に対して使われることが多いですが、皆さんはご存知でしょうか。
よく「かまととぶる。」や「あの女性はかまととぶっていて信用できない。」といった使い方をします。
不思議な響きの言葉ですが、このカマトトには語源があります。
今回は、意味に加えて語源についても詳しく解説します。
この機会に「カマトト」について詳しく知っていきましょう。

カマトトの意味とは
カマトトという言葉の意味は「誰でも知っていることを聞いた際などに知らないふりをすること。何も知らないようなそぶりを見せて無邪気に振る舞うこと。世慣れしていないように振る舞うこと。また、そういう人。」となります。
使い方としては「あの女性はかまととぶる節があり、周りの女性から嫌われている。」といった表現が一般的です。
このカマトトという言葉には、語源があります。
カマトトのカマは「かまぼこ」という意味からきています。
そして、トトは幼児語で、「魚」のことを指します。
かまぼこが魚から作られていることを知らないふりして、女性が「かまぼこはトトからできているの?」と、聞く様子から誕生した言葉です。
カマトトは、女性に対して使われることが多いですが、これは江戸時代に上方の遊郭で、遊女がうぶなふりをしていたことが理由とされています。
カマトトの使い方・例文
- あの女性は、周りの女友達からかまととぶるなと言われて泣いていた。