姉妹都市
日本と海外の地方都市同士の交流を深める時などに「姉妹都市(しまいとし)の提携を結ぶ」という言葉を使います。ニュースなどで一度は聞いたことがある言葉だと思います。
「姉妹都市」は上下関係を含むニュアンスもあるので、「友好都市」「親善都市」とも言われます。
この記事では、そんな「姉妹都市」について解説します。
姉妹都市の意味とは
姉妹都市とは「文化交流や親善を目的とした地方同士の関係」をいいます。
国同士の外交関係とは別のものになります。
英語で「Sister Cities(アメリカ英語)」「Twin Cities(イギリス英語)」と表されます。
日本初の姉妹都市は、1955年の長崎とアメリカミネソタ州セントポールとでした。今では、市区町村含めて提携数1,716件になってます。
姉妹都市のメリットとしては、異文化交流の活発化・企業の海外進出のしやすさなどで、グローバル化に一役買うということでしょう。
また、海外だけでなく国内の市区町村間で提携を結ぶこともあります。
姉妹都市と友好都市の違いとは
姉妹都市とは呼び名が異なるだけの「友好都市」「親善都市」がありますが、中身の違いはありません。
ただし、提携の範囲や深さ、形態などに相違がある場合は、「友好都市」は「特定の分野での交流・市民主導の交流・姉妹都市より希薄な関係」という内容になります。
中国において「姉妹」という言葉が身分の上下関係を指すのを嫌い、国の文化に合わせて呼び名が言い換えられました。
使い分けが必要な言葉ということです。
「都市」は女性名詞なので「姉妹都市」と呼ぶようになりましたが、少数ではありますが、相手がロシアの時は「兄弟都市」と呼びます。
「双子都市」「パートナー都市」と言ってる国もあります。
姉妹都市を使った文章・使い方
- 東京とニューヨーク市は姉妹都市として協定を締結した。
- 日光市は台東区と友好提携を結んだ。
- 大阪市はメルボルンと姉妹提携を結んだ。