潜在
皆さんは「潜在(せんざい)」という言葉をご存知でしょうか。
「潜在能力」などの言葉は見たことがある方も多いでしょう。
今回は「潜在」という言葉について詳しく解説します。
潜在の意味とは
潜在とは「表面には表れず、内側に潜んで存在すること。」という意味です。
読み方は「せんざい」です。
対義語は「顕在」です。
読み方は「けんざい」であり、「はっきりと形に表れて存在すること」という意味です。
「潜在」を使った言葉で最もイメージしやすいのが「潜在能力」だと思われます。
「普段は認識することができない、内に秘めて持っている能力」という意味です。
また「潜在意識」という言葉もあり、「過去の経験によって蓄積された記憶によって形成される、自分でも知覚できない意識」という意味です。
「潜在能力」も「潜在意識」も本人すら知覚することができないものですが、ふとした時の行動や思考に影響を与えるため、その際は確かに存在しているものと認識することが可能です。
このように潜在しているものが表に出てくることを「顕在化」といいます。
逆に、見えているものが分からなくなることを「潜在化」といいます。
上記のような人の内面に関わる使い方の他にも、経済用語などとして使われています。
たとえば消費者が持っていながら自分で気づいていないニーズを意味する「潜在需要」や、逆にニーズはありながらも十分に開拓されていないジャンルの市場「潜在市場」などがあります。
潜在の使い方・例文
- 業務改革によって、むしろ潜在化してしまった問題がある。
- ある出来事がきっかけとなって、彼の潜在能力が開花した。