さりげない
「さりげない」という言葉は、「さりげない」「さりげなく」などの形で日常会話の中でよく使われる言葉ですね。
どのような意味を表すかも、感覚的にはほとんどの人が理解していると思います。しかし、正確な意味や使い方などはわからない人が多いかもしれません。また、似た言葉の「何気ない」との違いもわかりにくいですね。
この記事では、「さりげない」の意味や例文、使い方などを解説します。
さりげないの意味とは
「さりげない」は漢字にすると「然りげ無い」となり、意味は「それらしい様子を感じさせずに振る舞うこと」を表します。
「然りげ無い」の「然りげ」とは、古語の「さありげ」から転じたもので、「何か意図するところがある」といった意味を表しますので、これを「無い」で否定することで現在の意味につながっていますね。
また、似た言葉の「何気ない」は「何の気なしに、意図せずに」といった意味です。「さりげない」は、意識して振る舞っていることに対して使いますが、「何気ない」は無意識に振る舞っていることに使う点で違いますね。
最近では若者言葉で、「さりげなく」を「さりげに」と略したり、「何気なく」を「なにげに」と略したものも聞かれます。
「さりげなく」は世代を問わず使うシチュエーションが多い言葉ですね。
さりげないを使った文章・例文
- 彼女はたった一つのミスで苦境に立たされていたが、彼のさりげないフォローのおかげで事なきを得た。
- 人に何かを施す場合には、できるだけさりげなく行うことが何よりも重要だ。
- さりげないその一言が誰かの人生を変えることもある。