混沌
「混沌(こんとん)」という言葉について解説します。
渾沌とも書き、よくカオスという言葉にも置き換えられる言葉ですが、みなさんは見聞きしたことがあるでしょうか。
「中東情勢が渾沌としてきた」「コロナの影響で世界経済は渾沌の様相を呈している」といった使い方をしますが、きちんとした意味まではご存知ない方も少なくないかもしれません。
なかなか日常会話の中で使われる言葉ではありませんが、ここで一度押さえておきましょう。
ということで、ここではそんな「混沌」という言葉について、意味や使い方を詳しく紹介していきます。
ぜひ最後までご覧いただき整理・理解してみてください。
混沌・渾沌の意味とは
混沌・渾沌とは「全てが入り混じって区別がつかないさま」という意味の言葉となります。
ということで、「中東情勢が渾沌としてきた」といった場合、「中東情勢が分からなくなってきた」という意味合いになることが分かると思います。
また、混沌という言葉はよくカオスと言い換えられて使われます。
カオスという言葉も「無秩序に入り混じって区別がない様子」という意味の言葉なのでほぼイコールであると捉えて良いかと思います。
混沌=カオスというのも、併せて覚えてみてはいかがでしょうか。
混沌を使った文章・例
- 指示が入り乱れたことにより、現場は渾沌として仕事どころの騒ぎではなくなった。
- 未知のウイルスが世界的に流行し、世界情勢は渾沌とした局面を迎えた。
- 同じ勝ち数で4チームが並び、優勝争いは混とんとしてきた。