露知らず
「露知らず(つゆしらず)」という言葉は、日常会話の中でもよく使われる言葉ですね。語感がきれいな言葉ですので、うまく使えば会話にアクセントを加えることができる言葉でもあります。
よく使われてはいますが、その意味や適した使い方となると知らない人も多いかも知れません。頻繁に使う言葉ですのでこの機会に覚えてくださいね。
この記事では、「露知らず(つゆしらず)」の意味や類語、使い方や英語での表現を解説します。
露知らずの意味とは
「露知らず」は「つゆしらず」と読み、意味は「まったく知らない。何も知らずに」といったことを表します。「露」は植物などについた水滴のことです。
「露」は本来とてもはかなくすぐに消え去ってしまうものです。それを例えとして使い、「露ほども」知らないことから、まったく知らない様子を表したのですね。
書き言葉としては「露知らず」と書くよりも「つゆ知らず」と書く方が浸透しています。「つゆ知らず」と「露知らず」が違う言葉だと思ってしまう人もいるので気をつけましょう。
似た言葉として「いざ知らず」がありますが、こちらは「~ならともかく」といった意味ですので「露知らず」と「いざ知らず」は別物ですね。
露知らずの類語・英語
露知らずの類語
- まったく知らず
- ちっとも知らず
露知らずの英語
- having no idea
露知らずを使った文章・例文
- 彼が苦しい思いをしていることなど露知らず、私はのんきに遊びに出かけてしまっていてとても後悔している。
- 自分が知らないところでプロジェクトが進行していたとは露知らず、別の仕事を淡々とこなしていた。