横行
皆さんは「横行」という言葉をご存知でしょうか。
読み方は「おうこう」ですが、あまりいいイメージの言葉ではありません。
しかし、本来の意味はそうではなかったりします。
今回は「横行」という言葉について詳しく解説します。
横行の意味とは
横行とは、下記の意味を持つ言葉です。
- 自由気ままに歩き回ること。
- 悪事がしきりに行われること。望むままに振る舞うこと。
- 横へ進むこと。横向きに歩くこと。
現在は二つ目の意味で使われることが多いですが、本来の意味は一つ目のようです。
ただ自由気ままにふらふらと歩きまわるという意味だったのが、「勝手気ままに振る舞うこと」という意味へ変化し、二つ目の意味に至ったということです。
平安時代には、土地の持ち主である貴族の命令に従わず自分の利益優先に振る舞う勝手な役人のことを指す「横行人」という言葉があったようです。
「横行」の他にも「横暴」や「横領」など、「横」という漢字には「自分勝手な」という意味があります。
行儀よく並んでいる列に割り込むことを「横入り」といいますが、現代人の感覚としてはそのイメージも含まれているように思います。
「横」の対義語である「縦」という漢字は「糸」に「従う」という構成になっており、秩序的なイメージが潜在しているものと思われます。
そこから「横」という漢字に逆のイメージがつくのは自然であると言えるでしょう。
横行の使い方・例文
- 近所の書店で、学生による万引きが横行しているらしい。
- 信号無視の横行が有名な交差点を通りかかった。