煌々
皆さんは「煌々」という言葉をご存知でしょうか。
あまり見慣れない漢字、見慣れない言葉なので、「こうこう」という読み方、意味や使い方などをよく知らない人も多いのではないでしょうか。
ただ、「煌」という漢字の成り立ちから考えれば、読み方や意味を想像できるかもしれませんね。
今回は「煌々」という言葉について詳しく解説します。
煌々の意味とは
煌々とは「きらきらと光り輝くこと」という意味です。
読み方は「こうこう」です。
古典では「煌々し」と書いて「きらきらし」と読むこともあります。
「煌々と輝く」などのように使います。
「煌」という漢字は、音読みが「こう」、訓読みが「かがや・く」「きらめ・く」となります。
つくりの部分に使われ、音読みの元になっている「皇」は「天皇」「皇帝」など最高位の称号に使われる漢字です。
初めて「皇帝」を名乗ったのは秦の始皇帝であり、諸国の王をまとめ上げる王の頂点、天上の神に最も近い者との意味が込もっているといわれています。
「皇」に火偏をつけることで、天の光が輝くように、太陽が燃えるように光り輝く様子を表したものが「煌」という漢字です。
同じ読み方で似た意味の言葉に「皓皓(皓々)」があります。
こちらは「白く光り輝く、清らかなさま」という意味の言葉です。
常用漢字ではないこともあって、あまり見かけない言葉ですね。
煌々の使い方・例文
- キャンプの締めとして開かれたキャンプファイヤーの炎が、私たちの顔を煌々と照らしていた。
- 夜遅い帰り道を歩いていて、ふと見上げると、頭の上には月が煌々と輝いている。