屁理屈
「屁理屈(へりくつ)」という言葉の意味について解説します。
言い訳をしている人に対して「また屁理屈ばかり言って」などと怒り、聞き手のほうが話し手を糾弾するシーンなどを見たことはないでしょうか。
この時に言う屁理屈という言葉の意味、皆様はご存知でしょうか?
もしご存知でなければ、ぜひこの機会に意味を知ってみましょう。
屁理屈の意味とは
屁理屈の意味は「筋の通らない理屈のこと」「道理に合わない理屈のこと」となります。
社会の中で何かしらの問題を起こした人が記者会見に出席して、謝罪している光景をニュースなどで見たことはないでしょうか。会見の中で起こした問題を追及されて、釈明するものの話の流れがおかしかったり、どう聞いてもこじつけにしか聞こえない理論が展開されることがしばしばあります。こういったおかしな論理展開が屁理屈です。
屁理屈と理屈との違いですが、理屈の意味は「物事の筋道、または道理」となっており、誰もが理解できるような正しいものとなっています。対して屁理屈は、全く筋が通らないのに無理やり通そうとする理屈となっています。筋が通っていれば理屈・筋の通らないものは屁理屈と覚えると分かりやすいでしょう。
屁理屈の英語
屁理屈の英語は「quibble」となります。意味もそのままなので、言い合いなどのヒートアップしている場面では別の言葉を使ったほうがいいかもしれません。
屁理屈の語源
屁理屈の「屁」とはおならのことです。「理屈」は物事の筋道という意味ですが、「屈」という言葉が入っているように、納得できないという気持ちもこもっている言葉なのです。ですので筋道の通らない理屈に対して、おならのように捻じ曲がっている理屈・おならのように頼りない理屈だとして、屁理屈と言われるようになったとされています。
屁理屈の使い方・例文
- 言い逃れのために屁理屈言う人は嫌いです。
- 彼は話し上手なので、屁理屈を理屈っぽく言い聞かせるのが上手い。