「ムカつく」と「腹が立つ」
「夫に腹が立つ」あるいは「彼氏に対してムカつく」というどちらの表現も怒りの気持ちを表す表現として使われています。
どうしてこのように言い方に違いがあるのでしょうか?
この言葉の由来とは?語源は何でしょうか?検証してみましょう。
「ムカつく」と「腹が立つ」の意味とは
まず、「ムカつく」の意味ですが、「怒りを感じる意味」となっています。そして、「腹が立つ」も「怒りの気持ちを表す意味」として用いられています。
つまり、どちらも同じような意味合いであると言えます。
英語で表すのなら、腹が立つは「to get angry」「to be furious」と表現し、ムカつくになると意味合いが広くなるので、「to be annoying」あるいは「to be irritate」とも表現することができ、この英語表現を直訳するとイライラするです。
では、具体的にどのような違いというものはあるのでしょうか?
「ムカつく」と「腹が立つ」の違いとは
この二つの表現の違いはあって、まず一つ目は表現の幅です。
腹が立つとは、世代的に50代以上の方がよく使われて、本当に感情的に怒りを感じた時に使用される表現です。
そして、ムカつくよりも怒りを表す丁寧語となっています。
では、ムカつくは丁寧語ではないので、汚い言葉なのか?となるとそうでもないようです。
というのが、ムカつくの場合は比較的、若い世代の方が使われる表現で、しかも友達同士でも使用される表現となています。
このムカつくの由来あるいは語源は、胃がむかむかするの意味として古い時代からの言葉で、そこから今のように腹が立つという意味で使われるようになったのは江戸時代以降、関西地方で使われるようになりました。
そして、今のように若者がイライラするとい気持ちを表すときにもムカつくを使うようになった経緯があります。
ムカつくは腹が立つ時にも、イライラする時にも使用できます。
「ムカつく」と「腹が立つ」を使った文章・例文
- 彼氏にムカつくけど、父親には腹が立たなかった。
- 夫の言動一つ一つにムカつく自分に腹が立つ
- ムカつく友達とどうすれば仲良くなれるだろう
- 腹が立つ時はまず、自分を落ち着かせましょう。