「いただけます」と「いただきます」の違いとは?それぞれの意味や使い方を解説します!

「いただけます」と「いただきます」の違いをご存知でしょうか。聞いたことはあっても意味がわからない人が多いと思うので、この記事では「いただけます」と「いただきます」の違いについて解説します。

目次

  1. 「いただけます」と「いただきます」の違い
  2. 「いただけます」と「いただきます」の意味とは
  3. 「いただけます」と「いただきます」の使い方・例文

「いただけます」と「いただきます」の違い

いただけます」と「いただきます」という言葉、どう違うかお分かりでしょうか。

たった一文字しか違わないこれらの言葉、意味は全く違います。
たとえば「お願いいただきます」などと出てきたら、どういう意味の言葉になるでしょうか?

「いただけます」と「いただきます」の意味とは

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いただけますとは「○○することができる、もらえるという意味の謙譲語」です。
それに対して、いただきますとは「(○○して)もらうという意味の謙譲語」です。

たとえば「お願いいただけます」という言葉は、「お願いすることができます」という言葉の謙譲語です。
対して「お願いいただきます」という言葉は、「お願いしてもらいます」という言葉の謙譲語なのです。

「いただけます」は、「もらう、食べる、飲む」の意味を持つ謙譲語「いただく」が可能の形「いただける」になり、さらに「ます」をつけて丁寧にした言葉です。
他方「いただきます」は、同じ「いただく」の連用形「いただき」に「ます」がついている形です。

よく過剰な敬語表現として挙げられる言葉に「いただけますでしょうか」や「させていただきます」があります。

「いただけますでしょうか」は「ます」と「です」が重なってしまっています。
この状態を二重敬語と言い、過剰な敬語となっていて良くない表現です。
正しくは「いただけるでしょうか」です。

「させていただきます」は、「相手の許可を得て行うことができる」尚且つ「発言者が利益を得ることになる」行為につける言葉です。
それ以外の場面では「○○いたします」を使います。

「いただけます」と「いただきます」の使い方・例文

  1. この七夕イベントでは、おひとり様につき3つまでの願い事をお願いいただけます。
  2. 当館に入場の際は、履物をお脱ぎいただきます。

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