嗤う
「嗤う(わらう)」という言葉について解説します。
小説や漫画などを読んでいる時などにこの言葉を見ることが多いと思います。
性格の悪い登場人物が「嗤わせるわ」と言い放つような感じで出てくる言葉といったイメージですが、皆さんはこの言葉の読み方、意味、使い方をご存知でしょうか。
一般的な文章を何か書く際には、あまり使わない言葉でもあるので詳しくご存知ないと言う方もいらっしゃるかもしれません。
ここではそんな「嗤う」という言葉について、きちんと紹介していきますのでぜひ最後までご覧いただき、しっかりと整理・把握してみてください。

嗤う(わらう)の意味とは
嗤うの読み方は「わらう」で、意味は「ばかにした気持ちを顔に表す」「嘲笑する・嘲笑う(あざわらう)」「あざける」となっています。
嘲笑う(あざわらう)の意味は「相手をばかにしてわらう」「せせらわらう」、あざけるの意味は「ばかにしてわらう」なので、読み方は「わらう」で、笑顔の笑うと同じですがだいぶ意味が異なっていることが分かると思います。
「嗤う」と「笑う」の違い
同じ読み方をする「嗤う」と「笑う」。顔の動きとしても似たようなものですが、意味の上ではかなりの違いがあります。
笑う とは、うれしさなどで顔を柔らげ声を出すという意味で、好意的な意味を持っていますが、
嗤う は、見下した態度、ばかにしてわらうというような悪意ある態度、意味をもっています。
小説などで「嗤った」という表現があった際には、どんな態度なのか参考にしてはいかがでしょうか。
嗤うの使い方・例文
- クラスメイトが全員俺の方を見て嗤っている気がした。