しどろもどろ
「しどろもどろ」という言葉の意味や使い方、語源などについて解説します。
この「しどろもどろ」という言葉は、日常生活で使う機会もあり耳馴染みがある方も多いのではないでしょうか。
言葉の響きから、方言だと思っている方もいるようですが、語源がある正式な日本語で方言ではありません。
今回は、その語源や漢字についても詳しく解説します。
日常生活でよく使う言葉ほど、間違った意味で使用すると恥ずかしいので、この機会に「しどろもどろ」について、深く知っていきましょう。
しどろもどろの意味とは
しどろもどろとは、「話す内容に筋道を立てられず、とりとめがなく酷く乱れている様子。」という意味になります。
これは、「無秩序で、乱れている様子。」という意味を持つ「しどろ」をより強調した表現になります。
「しどろ」の語源は、無秩序という意味の「しどけなし」という言葉に、接尾語の「ろ」が付いた言葉になります。
また、「もどろ」は、紛れるや惑うといった言葉の動詞である「もどろく」から由来する言葉になります。
ちなみに、この言葉が使われ始めたのは明治初期頃で、漢字では「四度路戻路」と書き、「足並みが乱れる。」という意味で用いられていました。

しどろもどろの使い方・例文
- 初めてのデートでは、緊張してしどろもどろになってしまった。
- 窃盗事件の容疑者は、事情聴取の際に終始しどろもどろしていてまともな調書を取れなかった。
- 大事な場面でしどろもどろしていると、信頼が薄れてしまうよ。
- みんな誤解しがちだが、しどろもどろという言葉は方言ではない。