鯔のつまり
皆さんは、「鯔のつまり(とどのつまり)」という言葉をご存知でしょうか。
あまり使う表現ではないので、言葉を初めて聞く人も多いのではないでしょうか。
この記事では、「鯔のつまり(とどのつまり)」の意味と使い方、例文を解説させていただきます。
鯔のつまりの意味とは
「鯔のつまり(とどのつまり)」とは、「結局」「物事の果て」という意味です。
どちらかといえば、望ましくない状態や思わしくない場面で使われる言葉なので、あまり良い意味ではありません。
語源は「ボラ」という魚です。
この「ボラ」はいわゆる出世魚で、大きさによって名前が変わって来ます。
地域によっては違いはありますが、ハク→オボコ→スバシリ→イナ→ボラ→トドと成長し、名前も変わります。
トドはこれ以上大きくならないことから、「物事の果て」を意味する言葉として「鯔のつまり」が生まれました。
決して、哺乳類の「トド」が大きすぎて詰まってしまう訳ではありません。

鯔のつまりの使い方・例文
ここで、「鯔のつまり(とどのつまり)」を使った例文をご紹介します。
1.さっきから色々言っているが、鯔のつまり、何を伝えたいんだ?
2.鯔のつまり、経験の少ない君にこの仕事は無理だ。
3.色々と対策はしたが、鯔のつまり、今回のイベントは失敗だ。
4.何だかんだと言い訳しているが、鯔のつまり、私の話を聞いていなかっただけだろう。
5.鯔のつまり、あなたは宿題をやってない訳だ。
6.昔は良かったと思うことが多い、鯔のつまり、私も歳をとったということだ。