弾幕
「弾幕」という言葉の意味をご存知でしょうか。
ほとんどが「弾幕を張る」という形でのみ使われ、それも実際にある幕ではなく、ある状況を形容する言葉として用いられる表現です。
戦後から平成に入るまでの間に使われることはほとんどありませんでしたが、シューティングゲームやニコニコ動画の登場によりまた使用される機会が一気に増えたという、時代を経て復活した言葉です。
ここではそんな「弾幕」の意味や使い方などを詳しくご紹介していきます。
弾幕の意味とは
弾幕とは、「無数の弾を発射することで弾丸の幕を張る」ことを意味します。
本来は相手航空機に対して接近すらさせないほど弾丸を発射することを指していました。その様子が幕が張られているようだったことから、弾の幕、弾幕と表現されるようになったようです。
自機を動かすタイプのシューティングゲームなど、敵が避けることの困難な弾幕を張ってくるものがあり、そうしたものは弾幕ゲーと呼ばれます。
またニコニコ動画ではコメントが画面を覆いつくすほどのコメント嵐のことを弾幕と表現します。人気動画内の盛り上がった場面などは必ずこの現象が起きることでも有名です。

弾幕を使った文章・例文
- 神風特攻隊のほとんどが、敵艦が発する弾幕の前にあえなく散っていったと知り、さらに胸の痛みが増した。
- 新作のシューティングゲームが、久々に弾丸の数が多い弾幕ゲーで歓喜した。
- ニコニコ動画のコメントが画面を覆いつくすまでに至らず、弾幕が薄いぞという赤コメントが上がっていた。