しゃーなし
皆さんは、「しゃーなし」という言葉をご存知でしょうか。
仕方ないという意味の関西弁に見えますが、ちょっと変ですよね。
これは、関西弁がネット用語になっているものの一つなのです。
今回は「しゃーなし」という言葉について詳しく解説します。
しゃーなしの意味とは
しゃーなしとは「しょうがない。仕方ない。」という意味です。
元は関西弁で「しょうがない」という意味の「しゃーない」でしたが、現在はネット用語となって若者全体に定着しています。
関西弁が発祥のネット用語はかなり多く、「そうだね」という意味の「せやな」、「ダメだ、おしまいだ」という意味の「アカン」などがあります。
しかし、こういったネット上で使われる関西弁には文法的に間違っているものが多々あります。
「しゃーなし」も本来は「しゃーない、しょうがない」なのですが、語尾が「し」になっているということは、古典の形容詞の終止形だということです。
にもかかわらず、ネット上では「しゃーなしやで」などと使われている例を多々見かけます。
実は、多くの場合わざとこのような誤用がされているのです。
これはインターネット掲示板・2ちゃんねるの板の一つである「なんでも実況J」で流行したエセ関西弁で、大阪人の多くが阪神タイガースファンであることから「猛虎弁」と呼ばれています。
エセ関西弁であることから嫌う人もいるので、使いどころを誤ると嫌がられることもあるので気をつけましょう。

しゃーなしを使った文章・例文
- どんな重要な講義も、台風が来てまったら休講もしゃーなしやで。
- 今、暇か?しゃーなし相手したるわ。