ダイヤモンドダスト
「ダイヤモンドダスト」という言葉をご存知でしょうか?
日本では、北海道など極寒の一部地域でのみ見られる自然現象です。
今回は、「ダイヤモンドダスト」について解説します。
ダイヤモンドダストの意味とは
「ダイヤモンドダスト」とは、日本語で「細氷(さいひょう)」といい、気温がマイナス10度以下のよく晴れた日に、空気中の水蒸気が小さな氷の結晶となって空中を舞う自然現象のことです。
日光を反射してキラキラと輝くので、「ダイヤモンドダスト」と呼ばれています。
極寒の地でしか見られない稀な現象のため、日本では北海道の内陸部など一部地域でしか見ることができません。
日光で輝く、その幻想的な風景を写真に収めようと、プロ・アマチュア問わず写真家に人気です。
「細氷(さいひょう)」とよく似た自然現象に「氷霧(こおりぎり)」というものがあります。こちらも空気中の水分が氷の結晶になるのは変わりませんが、気象分類上では「霧」となります。
「ダイヤモンドダスト」は、氷晶が降る降水現象なので、気象の分類は「雪」です。
英語で「ice prisms」
「ダイヤモンドダスト」は、英語で「diamond dust」と表記しますが、
「ice prisms(アイスプリズムス)」ともいいます。
「ice」は、氷。「prism」はプリズム、つまり光をキラキラと乱反射させるもののことです。

ダイヤモンドダストを使った文章・例文
1.北海道の美瑛町は、ダイヤモンドダストの撮影地として有名だ。
2.一生に一度は、ダイヤモンドダストをじかに見てみたいものだ。