がてら
「がてら」という言葉の意味や使い方について解説します。
よく「地方へ出張がてら観光する。」などと表現します。
日常会話で自然と使う言葉なので、ご存知の方も多いかと思います。
また、「がてら」に似た言葉に「ついでに」がありますが、意味に違いはあるのでしょうか。
今回は、「がてら」を敬語に言い換えた言葉や「ついでに」との違いはあるのかについても解説するので、詳しく知っていきましょう。
がてらの意味とは
がてらという言葉の接続助詞としての意味は、「ある事柄を行う際に、それを機会として他の事柄も行う意を表現する言葉。~のついでに。~かたがた。~しながら。その一方で。」となります。
使い方としては「外へ行きがてら、手紙を投函してきてほしい。」といった表現になります。
そして、副助詞としての意味は「~のついでに。~を兼ねて。~かたがた。動作性の意味をもつ名詞につくことが多い。」となります。
加えて、がてらという言葉は少しライトな表現になるので、ビジネスの場などの敬語が必要な場面では「かたがた」に言い換えて使用した方が良いです。

「がてら」と「ついでに」の違い
「がてら」と似た言葉に「ついでに」がありますが、この2つの言葉は、同じ意味合いで使用して問題ありません。
前述したように、「がてら」の意味の中には「ついでに」という言葉が入っています。
したがって、がてらという言葉の言い換えに、ついでにを使用しても問題ありません。
「外へ出るがてらに」も「外へ出るついでに」も同じ意味になります。
がてらの使い方・例文
- コンビニに行きがてらATMでお金を下ろしてくる。