座して死を待つ
「座して死を待つ」という言葉は、日常会話の中ではあまり聞くことのない言葉ですが、小説や映画などで耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
「座して死を待つ」は三国志に登場する人物が発した言葉の一部であり、ことなかれ主義を批判する言葉として使われることもあります。聞くこともある言葉なので、意味を正確に理解しておきたいですね。
この記事では「座して死を待つ」の意味や使い方などを詳しく解説します。

座して死を待つの意味とは
「座して死を待つ」の読み方は「ざしてしをまつ」です。
「座して死を待つ」の意味は「武器を持ち戦うこともせず、手をこまねくだけでじっと何もしないで滅びようとする態度」です。
三国志でよく知られる諸葛孔明の言葉に「座して死を待つよりは出て活路を見出さん」という言葉があり、これの前半を切り取ったものが「座して死を待つ」です。
諸葛孔明は実際の戦いの中でこの言葉を発したと思われますが、現代に置き換えることで使われています。例えば、会社や社会の中で自分のできること(武器)を持たずに、ただ時が流れるの手をこまねくことでじっと見つめている態度のことを批判します。
座して死を待つを使った文章・例文
- このままだと今回の商談は失敗に終わるのは間違いない。私は座して死を待つくらいなら、勝負の一手に打って出ることを希望するが皆さんはどう思うだろうか。
- このままではジリ貧だ。カウンターを狙ってガードを下げてみるしかない。座して死を待つのは俺には耐えられないよ。