マジパン
「マジパン」という言葉をご存知でしょうか?
お菓子を作る方にはお馴染みの言葉かもしれませんね。
ケーキの上にちょこんと乗ってるお人形といえば、ピンとくる方もいらっしゃるかも?
今回は「マジパン」について解説します。

マジパンの意味とは
「マジパン」とは、「粉末のアーモンドと砂糖・卵白を混ぜてペースト状にして固めた西洋のお菓子」のことです。
日本では、粘土のように成形したり着色したりできるため、細工をしてケーキの上の飾りにすることが多いようです。
マジパンは、マルチパンとも呼ばれ、発祥は10世紀の中東だといわれています。
その後ヨーロッパへと伝えられ、東ヨーロッパ経由でドイツへ、南周りでイベリア半島やシチリアへと伝わっていきました。
中世ヨーロッパでは、貴族の宴会でマルチパンが食べられていたといわれています。
日本ではケーキの飾りくらいにしか使われずあまり馴染みのないものですが、ヨーロッパとりわけドイツでは日常的によく食べられていて、リューベックという街の名物になっています。
マジパンに似たお菓子
・ぺルシパン
マジパンのアーモンドの代わりに、杏(あんず)もしくは桃の種を粉末にしたものが使われています。
・カリソン
アーモンドとドライフルーツと砂糖を使って作ったフランス・プロヴァンス地方の伝統菓子。
・ハルヴァ
中東発祥の、穀物・ゴマ・野菜または果物と油脂・砂糖を加えて作ったお菓子のことです。
マジパンの使い方・例文
1.日本ではあまり人気のないマジパンだけど、
ドイツのマジパンはすごくおいしいから一度食べてみてよ。
2.ドイツではマルチパンで、マジパンは英語読みらしいよ。