珠玉
「珠玉(しゅぎょく)」という言葉を一度は聞いたことがあるかと思います。
「珠玉の名曲」や「珠玉の一品」など、主に褒め言葉として用いられますが、具体的にどういう意味の言葉なのか、またどれぐらいの褒め言葉なのか知らないという方は多いのではないでしょうか。
ここではそんな「珠玉」について、意味や使い方、読み方や語源などをご紹介していきます。
珠玉の意味とは
珠玉(しゅぎょく)とは、「真珠や宝石」を意味し、「尊いもの」や「美しいもの」を指す言葉として用いられます。
宝石を意味する言葉ですが、実際に宝石を指して用いられることはほとんどなく、主に詩や楽曲、絵画や漫画などの芸術作品を指して用いられます。
あくまで美しいものや尊いものを指す言葉で、高価なものや希少なもの、という意味は含まれないため注意が必要です。
珠玉の語源
語源は、真珠の玉という言葉から来ているとされています。
このことから、大きなものや長いものに対して用いることができないとされています。
「珠玉のコンサート」や「珠玉のシリーズ作品」といった使い方は誤用になりますので、注意が必要です。
また、真珠(しんじゅ)が語源ですが、読み方は「じゅぎょく」とはなりません。
珠玉の使い方・例文
- まだ10代ながらも、描いた漫画はすべて珠玉の恋愛小説の天才作家だ。
- 平成に出た全ての曲の中から、珠玉の名曲だけを揃えたベストアルバムが発売された。
- 歴史の偉人たちが放った珠玉の名言が毎日読める日めくりカレンダーを購入した。