奈良判定
皆さんは「奈良判定」という言葉をご存知でしょうか。
2018年に日本のアマチュアボクシング界を震わせた大問題。
流行語大賞にも選ばれた言葉です。
その実態は、どのようなものだったのでしょうか。
今回は「奈良判定」という言葉について詳しく解説します。
奈良判定の意味とは
奈良判定とは「日本アマチュアボクシングの試合にて、奈良県の選手に対して有利な判定が下されているという疑惑」です。
日本ボクシング連盟会長だった山根明氏をめぐる疑惑の中で出てきた言葉で、2018年の流行語大賞の一つにも選ばれました。
特に顕著だったのは2016年10月に行われた大会の中の一試合で、岩手出身の選手と奈良出身の選手との対戦でした。
奈良出身の選手が2回ダウンし敗色濃厚だったのが、審判の判定により勝利ということになってしまったのです。
なぜこんなことが行われるのかというと、山根氏が元奈良県連盟の会員であるから、もしくは山根氏の息子が奈良県の会員であるからだという憶測があります。
山根氏の機嫌を取るための忖度として行われていたのが「奈良判定」ではないかという疑惑の声がささやかれていたのです。
さらに審判員のなかには恫喝や脅迫によって奈良判定をせざるを得ない状況に追い込まれたと証言する人もいます。
「奈良判定」は、日本ボクシング連盟の深い闇を象徴する言葉だと言えるでしょう。
奈良判定の使い方・例文
- 一番気の毒なのは、奈良判定で敗北させられた選手だ。
- 奈良判定が事実ならば、日本ボクシング連盟はあまりにお粗末と言わざるを得ない。