こけおどし
「こけおどし」という言葉について解説します。
「こけおどしにもならない」「ただのこけおどしだ」といった感じで使われるこの言葉。
日常生活で頻繁に登場する言葉ではありませんが、みなさんも一度は見聞きしたことがあるのではないでしょうか。
意味は前後の文脈から想像できる部分がありますが、きちんとした意味をご存じの方はそう多くないかもしれません。
ここではそんな「こけおどし」という言葉について、意味や使い方を詳しく紹介していきます。
ぜひ最後までご覧いただき整理・理解してみてください。
こけおどし(虚仮威し)の意味とは
こけおどし(漢字・虚仮威し)とは「愚か者を感心させる程度の浅はかな手段。また、見せかけは立派だが中身のないこと。また、そのさま」という意味の言葉となっています。
ということで「こけおどしにもならない」といった場合、「愚か者すら騙せない、感心しない程度」といった意味合いになることが分かるのではないでしょうか。
漢字では「虚仮威し」と書きますが、この虚仮という言葉は仏教用語で「内面は空虚なのに、外面を取り繕うこと。うそ、偽りのこと」という意味の言葉です。
日常生活でこけおどしをしてくるような大人は滅多にいませんが、お子さんがいる方にとっては子供のいたずらの一つとして出会うことがありそうですね。
とりあえずは、中身のない見せかけの嘘で脅すから「虚仮威し」。というように覚えておくと良いかもしれません。
こけおどしを使った文章・例
- 無能な上司は、相手からの提示額をこけおどしだと突っぱねたおかげで、取引先を一つ失った。