青息吐息
「青息吐息(あおいきといき)」という四字熟語の意味について解説します。
桃色吐息という言葉なら、歌の題名で一度は聞いたことがある方も多いと思います。
もしかすると青色吐息と間違えて覚えているかもしれません。
「青息吐息」は日常的に目にすることや使われることがあまりないですし、読み方も一瞬考えてしまう「青息吐息」という言葉の意味をご存知でしょうか。
この機会に意味を理解してみましょう。
青息吐息の意味とは
青息吐息の意味は「とても困った時や、苦しい時に発する元気の見えないため息やその状態のこと」となります。
読み方は「あおいきといき」です。
「青息」は苦しい時の息。青ざめて息を吐くという意味です。
「吐息」はため息の意味です。
肉体的に息が苦しいのではなく、大きな心労・苦労がある時、心身ともに疲れ果てて大きな苦しそうな息づかいをするということです。
青息吐息の類語
<類語>
「意気消沈」「陰陰滅滅」「灰心喪気」「気息奄奄」
「孤城落日」「枯木死灰」「四苦八苦」「七難八苦」
<英語>
「have a very hard time」「be in great distress」
青息吐息を使った文章・例文
使い方は経済的に困っている時や精神的に追い詰められて余裕のない状況の時に多く使われます。
<例文>
- 消費税増税でただでさえ余裕がなかったのに、もう青息吐息だよ。
- この業界も会社が林立してるから、うちは青息吐息で先が見えない。
- 中小企業の運命か。いつも青息吐息の状態だが、いつかこの状況を変えてみせるよ。