勝って兜の緒を締めよ
「勝って兜の緒を締めよ(かってかぶとのおをしめよ)」ということわざは日常生活の中でもよく耳にする言葉ですね。
中学や高校の部活の試合などで、部員の気を引き締めるために顧問が言うのを聞いたことがあるかもしれません。負けて悔しい時だけではなく、勝った時にこそ気を引き締めることが大切だということを表したことわざです。
「勝って兜の緒を締める」とは言わずに「勝って兜の緒を締めよ」と戒める形で表現されているのも、ことわざとしての語調の強さを表していますね。
この記事では「勝って兜の緒を締めよ」の意味や由来、使い方を解説します。
勝って兜の緒を締めよの意味とは
「勝って兜の緒を締めよ」は「かってかぶとのおをしめよ」と読み、意味は「成功した時こそ油断することなく気を引き締めてますます精進するべき」ということを表しています。
よく使われることわざですのでバリエーションもあり、ゲームのキャラクターが「勝って兜のなんとやら」と使っていたり様々なところでみかけます。
目上の人といるときや、公の場面では「勝って兜のなんとやら」と言ったり「勝って兜の緒を締める」などと言わずに正しい使い方を心がけてください。
勝って兜の緒を締めよの由来
由来は、戦いの際に勝利を収めて兜をゆるめた時にこそ相手から攻撃される危険性があることからきています。負けている時はもちろんですが、勝った後の慢心も身の破滅につながることを表しているのですね。
勝って兜の緒を締めよを使った文章・例文
- この前の定期テストの結果はとても良かったが、勝って兜の緒を締めよと自分を戒めて、次のテストにも全力で取り組もうと思う。