鬼の霍乱
この記事では「鬼の霍乱(おにのかくらん)」について解説させていただきます。
みなさんはこのことわざを聞いたことはありますか?ことわざはあまり日常生活の中で使うことが少ないため、初めて聞いたという方もいるかもしれません。
しかし、ことわざほど状況に適した表現ができる言葉もありません。
初めて聞いたという方も、今まで曖昧にしか知らなかったという方もこの記事を参考に理解を深めていきましょう。
鬼の霍乱とは
まず読み方についてですが「鬼の霍乱」は「おにのかくらん」と読みます。
意味は「いつもは基本的に健康な人なのに、稀に珍しく病に襲われる」という意味があります。
「かくらん」と聞くと、かき乱す事や混乱が起きるという意味を思い浮かべる人もいるかもしれませんがその場合は「攪乱」という字を書きます。「霍乱」とは中国の医学の病名の一つであり嘔吐や下痢、腹痛などに襲われる病気の総省のことです。
鬼とは基本的に強いだったり、頑丈なイメージのある生き物とされており、そのような意味からも健康的な肉体を持つ人が珍しく病にかかるという事で「鬼の霍乱」となります。
ちなみに英語では『The devil in a sickbed』というように表現される。
鬼の霍乱の類語
鬼の霍乱の類語としては
・寝耳に水
・青菜に塩
のように突然の出来事という意味が含まれている言葉が挙げられます。
鬼の霍乱の対義語
鬼の霍乱の対義語としては鬼つながりで『鬼に金棒』などが挙げられます。
鬼の霍乱の使い方・例文
鬼の霍乱の例文についてご紹介させていただきます。
1.私の学校の英語の先生は30歳まで一度も風邪をひいたことがなかったようだが、今年度に入ってから寝込んでいるようだ、まさに鬼の霍乱である。
2.あんなに元気だった母も病には勝てないようだ、鬼の霍乱を見ているようである。
3.鬼の霍乱とは言うが、私は父が風邪をひいた姿は見たことがない。