百家争鳴
「百家争鳴(ひゃっかそうめい)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
読み方も難しいですし、漢字だけを見ても意味が想像しにくい言葉ですよね。何となく使いこなしにくい印象のある四字熟語だと思います。そのため、この言葉をさらりと使いこなせたら鼻が高いです。
というわけで、今回は百家争鳴の意味や類語、例文などをご紹介します。この機会に覚えて正しく使いこなしましょう。
百家争鳴とは
百家争鳴の読み方は「ひゃっかそうめい」です。この四字熟語は「たくさんの人が自由に意見を言ったり議論を戦わせること」という意味があります。
専門家の方や学者さんたちが集まって、それぞれの持論を自由にぶつけ合ったりすることを言うようです。この四字熟語に使われる≪百≫とは数が多いことを表す漢字で、百人が集まって話すという意味ではありません。この百の使い方はほかの熟語にもよく登場しますので覚えておくと便利でしょう。
また、この言葉は中国の共産党が掲げるスローガンの一つとしても知られています。様々な意見を持つ人々が自由に意見をぶつけ合うことで、より活発で視野の広い、有意義な話し合いを持つことができます。
百家争鳴の類語
百家争鳴と似た意味を持つ類語をいくつかご紹介します。
・談論風発 (だんろんふうはつ) ・・・さかんに話し合ったり論議したりすること
・議論百出 (ぎろんひゃくしゅつ) ・・・さまざまな意見が出され、活発な議論がおこなわれること
百家争鳴の使い方・例文
1.今回は各界から面白い面々が集まり、百家争鳴して有意義な話し合いとなった。
2.あの酒場は情熱のある男たちでいつも賑わっており、この町の百家争鳴の場となっている。