美辞麗句
「美辞麗句(びじれいく)」という四字熟語の意味について解説します。
「美」「麗」という漢字だけだと、綺麗な良い表現のように感じますが、この言葉の意味をご存知でしょうか。
この機会に意味を理解してみましょう。
美辞麗句の意味とは
美辞麗句とは「うわべだけを飾り立てた、中身が乏しく真実味のない言葉や文句」という意味になります。
読み方は「びじれいく」です。
「美辞」は「美しい言葉や巧みな文句」という意味です。
「麗句」は「飾った言葉」という意味です。
上記の意味から何故、皮肉や軽蔑交じりになってしまったのかの由来は確認できませんでした。
日本に入ってきてから、四字熟語になったようです。
ごますりやお世辞と同じ表現になると思います。表面だけを繕い、皮肉交じりに言う言葉ですから、聞く側は居心地の悪いイヤな思いをすることになるでしょう。
意地の悪い表現をする時に使われる言葉です。
心と裏腹でも、その場では言わなければならないお世辞のようなものです。
美辞麗句の反対語
<類語>
「巧言令色」「社交辞令」「外交辞令」「虚礼虚文」
<反対語>
該当する言葉がありません。
<英語>
「flowery words」
美辞麗句を使った文章・例文
<例文>
- 美辞麗句を並びたてる彼を見ていると、人間の薄っぺらさが益々表面化する。
- 営業マンの美辞麗句には、もううんざりするよ。
- そのような美辞麗句で、人の気持ちを変えることが出来ると思っているのだろうか。
- この切羽詰まった場面では、美辞麗句を並べ立てるのも一つの手段だ。