一言居士
「一言居士(いちげんこじ)」という四字熟語の意味について解説します。
熟語を「一言」と「居士」で別々にすると、どこかでは読んだり見たりしています。この「一言居士」という言葉の意味をご存知でしょうか。
この機会に意味を理解してみましょう。
一言居士の意味とは
一言居士の意味は「何事によらないで、必ず何かひとこと言わないと気が済まない」となります。
読み方は「いちげんこじ」です。
自分の意見が求められていないような場面でも、兎に角何か言おうとする人のことです。
「一言」は、ひとこと。
「居士」は、もとは出家した僧侶ではなく在家で仏教に帰依する男子の称。男子の死後、戒名の下につける称号。近代になり、ある特徴・習慣を持つ人に対して軽い親しみやからかいの意味が込められるようになった。
似たような熟語で「直言居士(ちょくげんこじ)」というのがありますが、その意味は違います。
歯に衣着せぬ物言いで、良いことは良い、悪いことは悪いとはっきりと意見する人物のことです。
この言葉には、相手を思いやるという感情が含まれています。
一言居士の類語
<類語>
「一徹短慮」「頑固一徹」「頑固偏狭」「漱石枕流」
「一徹居士」
<英語>
「He has anything to say about everything」
「He always wants to comment on any subject」
一言居士を使った文章・例文
<例文>
- 彼は、ここは黙っていなければならないという場面でも、一言居士で皆の反感をかってるよ。