表裏一体
「表裏一体(ひょうりいったい)」という言葉をよく耳にするかと思います。
様々な場面や媒体で用いられる言葉で、実際に「表裏一体」なことは日常生活の中にもたくさんあります。この記事ではそんな「表裏一体」を詳しく解説していきます。
表裏一体の意味とは
表裏一体(ひょうりいったい)とは、「密接に結びついていて決して切り離せないこと」を意味します。
コインの表と裏は本来別々の面であっても、決して切り離すことはできないことから、二つのものが密接に結びついた関係にあるなら、それは一つであるという考えのもと用いられる言葉です。
ごく稀に読み方を間違って、「おもてうらいったい」という読み方をしてしまっている人もいるようですが、漢検なら4級レベル、中学校レベルの漢字なので注意したいところです。
表裏一体の類義語・対義語
類義語には、決して分けられないという意味の「不可分」などが挙げられます。また「陰と陽」などの考えかたも表裏一体と同じだといえます。
「渾然一体(こんぜんいったい)」も同じだとされることもあるようですが、この場合は様々なものが一つに混ざり合うという意味なので、表裏一体とは少し意味合いが異なります。
また対義語には「二律背反」が挙げられます。互いに矛盾し、決して交わらない二つのことを指す言葉です。
表裏一体を使った文章・例文
- ネガティブな気持ちとポジティブな気持ちは相反するようでいて、実は表裏一体だ。
- 戦いにおいて攻撃と防御は常に表裏一体、攻めるように守り、こちらが守る必要がないほど攻めるものだ。