「付和雷同」とは?意味や例文を解説!

「付和雷同」という熟語を一度は耳にしたことがあると思います。覚えておくととても便利な言葉です。今回は「付和雷同」の意味・使い方・例文などを紹介します。

目次

  1. 付和雷同
  2. 付和雷同の意味とは
  3. 付和雷同の類語・対義語
  4. 付和雷同の語源
  5. 付和雷同を使った文章・例文

付和雷同

「付和雷同(ふわらいどう)」という四字熟語は、学校の授業で習ったことがあると思われた方も多いでしょう。
何だか、ふわふわ周りに流されてあてにならない人という、あまり感じが良くないイメージですよね。

今回は、好きではないけど、社会を生き抜くためには必要なことかもしれない四字熟語「付和雷同」について解説します。意味はもちろん、類語や対義語、語源や使い方もご説明します。

付和雷同の意味とは

「付和雷同(ふわらいどう)」の意味は、わけもなく他人の言動に同調すること。自分にしっかりとした主張もないのに、たやすく他人の意見に賛同してしまうことです。

悪く考えがちですが、よくいえば多数派の意見に合わせるという、協調性を大切にした行動ともいえます。でも、自分の考えがないというのは、やっぱりいただけません。

「付和雷同」は、「附和雷同」とも書きます。「不和雷同」は誤りなので気を付けましょう。

「付和」は、自分の意見を持たずに、すぐに他の意見に同調すること。
「雷同」は、雷がなるとそれに万物が応じて共鳴することです。雷の音に応じて響くという意味から、自主性がないことを強調した熟語といえます。

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付和雷同の類語・対義語

類語と対義語をご紹介します。
類語には、唯唯諾諾(いいだくだく)、阿附雷同(あふらいどう)、軽挙妄動(けいきょもうどう)、党同伐異(とうどうばつい)、不和随行(ふわずいこう)、尻馬に乗るなどがあります。

対義語は、志操堅固(しそうげんご)、堅忍不抜(けんにんふばつ)、和而不同(わじふどう)です。

付和雷同の語源

「付和雷同」語源についてご説明します。

語源は、中国の古典『礼記(らいき)』から来ています。
「勦説する毋、雷同する毋(そうせつするなかれ、らいどうするなかれ)」という一節があります。

これは、他人の説を盗んで、いかにも自分の説のようにしてはいけない。他人の意見にむやみに賛同するものではありませんという教えです。これが、「付和雷同」の語源となっています。

付和雷同を使った文章・例文

  1. 流れに身を任せ、他に付和雷同する。
  2. いつも上司に付和雷同して、君って典型的な太鼓持ちだよね。

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