前門の虎後門の狼
「前門の虎後門の狼」ということわざの意味や類語、例文について解説します。
読み方は、「ぜんもんのとら、こうもんのおおかみ」となります。
あまり耳馴染みのないことわざですが、皆さんは正しい意味をご存知でしょうか。
若者はあまり使う機会がなく、どちらというと年配の方が使っているイメージがあることわざです。
四文字熟語で前虎後狼とも書きます。
英語では、a tiger at the front gate,a wolf at the back gate.と訳されます。
意味がわかるとなるほどと納得できることわざなので、この機会に深く知っていきしょう。
前門の虎後門の狼の意味とは
前門の虎後門の狼(ぜんもんのとらこうもんのおおかみ)の意味は、「何かの災難を逃れても、そのうちもう一つの災難がやってくるという意味」になります。
前の門で虎の侵入を防いでいると、後ろの門から狼がやってくるという例えになります。
前門の虎後門の狼の類語
- 進むも地獄退くも地獄
- 八方塞がり
- 袋のネズミ
- 一難去ってまた一難
- 追っ手を防げば搦め手へ回る
- 虎穴を逃れて竜穴へ入る
- 前虎後狼
- 火を避けて水に陥る
- 禍去ってまた禍至る
前門の虎後門の狼を使った文章・例文
- 前門の虎後門の狼というから厄介者がいなくなったからといって油断してはいけない。
- 前門の虎後門の狼で、やっと英語の苦手意識を払しょくできたところなのに、今度は数学で躓いている。
- 父の格言である前門の虎後門の狼を胸に、油断せず邁進していこうと思う。
- 前門の虎後門の狼とはよく言ったもので盗まれた財布は戻ってきたが、免許証を抜き取られていた。