カモミール(カミツレ)
この記事では、「カモミール(和名:カミツレ)」という花について解説させていただきます。
カモミールは、キク科の耐寒性一年草です。
婦人病の治療に使われていたことから、「マザーズハーブ(母の薬草)」とも呼ばれています。
4千年以上前のバビロニアで既に薬草として利用されていた、ヨーロッパで最も歴史ある民間薬です。
ヨーロッパから西アジアにかけて分布し、草丈は60cm程になります。
春先にかけて直径3cmほどの白い花を咲かせ、リンゴに似た独特の香りを発します。
代表的なハーブティーなので、花を知らなくても名前を知っている方は多いのではないでしょうか。

カモミール(カミツレ)の花言葉
カモミールの花言葉は「逆境に耐える」「苦難の中の力」とされています。
地面を這うように生えるので踏まれやすい花ですが、踏まれれば踏まれるほど丈夫に育つという特徴を持っています。
踏まれるという逆境、苦難を力に変えることから、この花言葉を与えられました。
カモミールの英語での花言葉
カモミールの英語での花言葉をご紹介します。
patience in adversity(逆境に耐える)
energy in adversity(逆境で生まれる力)
カモミール(カミツレ)の由来
カモミール(Chamomile)という名前は、ギリシャ語の「chamaimelon(大地のリンゴ)」が語源です。
リンゴに似たその香りが由来です。
和名のカミツレ(加密列)は、19世紀に蘭学と共に持ち込まれたもので、オランダ語の「カーミレ(kamille [kaˑˈmɪlə])」の綴り字転写「カミッレ」が語源です。
旧仮名遣いの促音「っ」と「つ」の区別が無かった為に、「カミッレ」が「カミツレ」となりました。
カモミール(カミツレ)の誕生花
カモミールの誕生花は、2月14日、3月14日、11月3日です。