百合(ゆり)
ゴージャスな中に、凛とした威厳と気品を感じさせてくれる「百合(ゆり)」は、古くから世界中で愛されてきました。
今回は、そんな「百合(ゆり)」の花言葉や由来などをご紹介しましょう。。
百合とは、ユリ科ユリ属の多年草植物の総称をいい、花姿や開花時期も様々で、北半球の温帯を中心に約100種類以上もの品種があるとされています。
その多くは園芸品種で、オリエンタル系とスカシユリ系という二つの系統に大きく分けられます。
なかでも、純白な大輪の花を咲かせ、芳醇な甘い香りを放つ「カサブランカ」というオリエンタル系の品種は、有名な品種の一つです。
また、食用に栽培されている百合の球根部分の「ユリ根」は、お正月の定番料理としても有名ですね。

百合(ゆり)の花名の由来
花名の「ゆり」の由来は、細い茎に大きな花をつけ、風が吹くと自然に揺れる様子から「揺すり」と呼ばれるようになり、それがが変化して、「ゆり」になったとされています。
また、漢字の「百合」の由来は、その球根である「ユリ根」にあります。
ユリ根は、一枚ずつ丁寧に剥がして使用しますが、それが「魚の鱗のように重なり合っていて100枚くらいにはなるだろう」というところから百合になったといわれています。
百合(ゆり)の英語名と由来
百合は英語で、「lily(リリー)」と表します。
その由来は、学名の「lilium」にあり、この「lilium」が変化し、百合の英語名「lily(リリー)」になったとされています。
百合(ゆり)の花言葉
百合には、種類や色も様々ありますので、その花言葉は、色別・種類別でご紹介しましょう。
百合全般の花言葉
「純粋」「純潔」「無垢」「威厳」
色別の花言葉
- 白い百合(白百合)
- 赤/ピンク色の百合
- 黄色い百合
- オレンジ色の百合
種類別の花言葉
- オニユリ
- カサブランカ
- カノコユリ
- クルマユリ
- ササユリ
- スカシユリ
- テッポウユリ
- ヤマユリ
百合の花言葉の由来
百合の花言葉には、「純粋」「純潔」といった言葉が目立ちますが、これは、キリスト教において、白い百合(白百合)が聖母マリアに捧げられた花であることに由来するとされています。
また、「威厳」などの花言葉は、その花姿が、堂々としていて威厳があることに由来します。
百合の誕生花
百合が誕生花とされる日をご紹介しましょう。
- 6月11日・6月25日・7月31日(百合全般)
- 7月13日(テッポウユリ)
- 7月14日(白百合)
- 7月15日(ササユリ)
- 7月19日(黄色の百合)
- 7月24日・7月31日(ル・レーブ)
- 8月2日(カノコユリ)
- 9月1日(オニユリ)
- 11月18日(ヤマユリ・テッポウユリ)