ハナミズキ
日本を代表する曲の一つとしても有名な「ハナミズキ(花水木)」。
今回は、「ハナミズキ(花水木)」の花言葉やその由来、誕生花などについて解説します。
ハナミズキは、北アメリカ原産で、ミズキ科の落葉小高木です。
日本には、1912年、当時の東京市長がアメリカのワシントン市に在住している親日家たちに、桜の苗木を送ったお礼として、1915年に送られて来たのがきっかけで広まりました。
白色や薄紅色の花のように見える部分は花弁ではなく、総苞片(そうほうべん)と呼ばれる大きな4枚の葉にあたります。
実際の花は、その総苞片(そうほうべん)に包まれて中心に密集して咲いている部分です。
そのため、鑑賞できる季節も長く、4~5月に開花時期を迎えますが、晩秋の紅葉や赤く熟した果実なども楽しめます。
季節を問わず楽しめるハナミズキは、庭木や街路樹などとしても栽培されている、人気の高い樹木の一つですね。

ハナミズキの別名・英語名
ハナミズキの別名は「アメリカヤマボウシ」といいます。
アメリカから伝わってきたことと、落葉樹の「ヤマボウシ」に似ていることから、この別名が付いたとされています。
また、英語名は、「flowering dogwood」といい、その昔、樹皮の煮汁を犬のノミ取りに用いたことに由来するとされています。
ハナミズキの花言葉
ハナミズキの花言葉をご紹介しましょう。
「私の思いを受けてください」「返礼」「永続性」です。
花言葉の「返礼」などは、冒頭でもご紹介しましたように、1912年に東京市長がアメリカに桜を寄贈した際のお返しとして、日本にハナミズキが送られたことに由来します。
ハナミズキの英語での花言葉と由来
英語での花言葉は、「durability(永続性、耐久性)」となります。
英語圏においてのハナミズキは、「キリストを象徴する花」として有名ですが、その由来とされる少し怖いお話をご紹介しましょう。
その昔、キリストが磔(はりつけ)の刑に処される際に使用された木材が、ハナミズキであったのではないかというものです。
ただし、実際に聖書に記述があるわけではないということで、その真偽は確かではありません。
十字架に使われたことをとても悲しんだハナミズキは、その後、現在のように背が低く細い枝に分かれて成長するようになったとされています。
また、そのことを忘れないために、十字架の形の花を咲かせ、その中心はいばらの冠のようになったということです。
このことから考えると、花言葉は怖いイメージのように感じますが、実際の花言葉は、キリストが磔(はりつけ)の刑に耐えたというところから、「永続性」や「耐久性」になったとされています。
ハナミズキの誕生花
ハナミズキの誕生花とされる日をご紹介しましょう。
3月18日・4月15日・4月23日