綻び
皆さんは、「綻び(ほころび)」という言葉をご存知でしょうか。
難しい読み方をする字ですが、「綻びが生じる(ほころびがしょうじる)」などのフレーズで耳にしたことはあると思います。
この記事では、「綻び(ほころび)」の意味や使い方、例文を解説させていただきます。
綻びの意味とは
「綻び(ほころび)」には、複数の意味がありますが、基本的な意味としては、「緊張が解ける」に当たります。
「つぼみが少しだけ開くこと」
「表情が和らぐ」という意味で使われる場合は、上記の通りです。
春先のニュースでも、「梅の花が綻びる」などと耳にしたことはありませんか?寒い冬が終わり、硬かったつぼみが徐々に開くことを指して、「綻びる」と呼んでいます。
しかし、「布がほつれること」や「縫い目がほどけること」も「綻ぶ」と言います。
このことから、「物事に変化が起こり、整合性が無くなること」も「綻びる」と言います。
また、昔は「ほころぶ」ではなく、「ふくろぶ」という読み方をしていました。
現代ではほぼ使われないので、「ほころぶ」と発音するように注意が必要です。

綻びを使った文章・例文
ここで、「綻び(ほころび)」を使った例文をご紹介します。
1.物事に整合性が無くなることを、綻ぶと言う。
2.梅の花が綻ぶ季節になり、春らしい日が増えて来た。
3.幼い子供の愛らしい仕草に、自然と顔が綻んでしまう。
4.気に入っていたデニムが綻びてしまった。
5.つぼみが綻ぶような笑顔に、心が温まるのを感じた。