往生際が悪い
「往生際が悪い」とう言葉の意味や由来、使い方について解説します。
この「往生際が悪い」という言葉は、ドラマの中のセリフなどで聞いたことがある方が多いのではないでしょうか。
日常会話などで一般的に使われることもあります。
また、「往生際が悪い」という表現はよく使われますが、「往生際がいい」とはあまり言いません。
今回は、「往生際が悪い」について詳しく解説します。

往生際が悪いの意味とは
往生際が悪いとは「窮地に追い込まれて、負けを認めるしかない局面でもまだ、振舞いや態度に潔さがないこと。未練がましくぐずぐずしていたり悪あがきをしていたりする様子。」といった意味になります。
ちなみに、往生際とは「諦めなくてはならない状況での態度や決断力。死に際。」という意味になります。
また、諦めなくてはならない状況で潔い態度を取っている様子などを「往生際がいい」とはあまり言いません。
往生際という言葉を使う際には、一般的に「往生際が悪い」という表現になる場合が多いです。
往生際が悪いの由来
往生際が悪いという言葉の由来について解説します。
本来、往生は、仏教用語で死ぬことであり、往生際はこの世からあの世へ渡るときを表します。
これが転じて、潔く負けを認めようとしないという意味で、「往生際が悪い」という言葉が使われるようになりました。
往生際が悪いの使い方・例文
- 好きな女の子に三回告白して断られても諦めない彼は、往生際が悪い。
- たかがカードゲームなのに、負けが決まってから一時間も粘るなんて往生際が悪いよ。