快い
対人関係を円滑に進めたいのであれば、相手に対して「快い(こころよい)」態度で接することが大切ですね。
相手も自分も良い気分であることは、コミュニケーションをスムーズにします。
目にするだけでさわやかな気分になれる「快い」という単語ですが、この「快」という漢字には意外な成り立ちがあるってご存知でしたか?
今回は「快い」という言葉について詳しく解説します。

快いの意味とは
快いとは「心身に気持ちよく、さわやかに感じられる」という意味です。
読み方は「こころよい」です。
「心地よい」もほぼ同じ意味の言葉です。
「快感」「快適」などで使われる「快」の字の訓読みです。
「快」の偏はりっしんべんで、旁は「カイ」または「ケツ」と読みます。「快」は旁の読み方から音読みをとった形成文字です。
りっしんべんは「心」、旁は「えぐり出す」という意味です。偏と旁の意味を両方合わせて、「心の中から嫌な気分をえぐり出して心地よい感情だけが残った状態」という意味になります。
言葉が持つイメージよりもえげつない意味ですね。
「快い」は「快い返事」「快い対応」などのように使う形容詞です。
連用形で「快く引き受けた」という使い方になると、「悪い感情を持っていない、好意的だ」という意味にもなります。
対義語は当然「不快」「不愉快」などでしょう。
連用形「快く」限定の意味では「渋々と」「嫌々ながらに」などが挙げられます。
快いの使い方・例文
- 部活で練習試合を申し込んだところ、相手校から快い返事をもらった。
- 就職活動で面接を受けた際に快い対応を受けたので、ますますそこの会社に入りたくなった。