求道者
皆さんは「求道者」という言葉をご存知でしょうか。
この言葉には二通りの読み方があります。
状況によって使い分ける必要があるので、正しい意味とともに理解しておきましょう。
今回は「求道者」という言葉について詳しく解説します。
求道者の意味とは
求道者という言葉には「きゅうどうしゃ」及び「ぐどうしゃ」という二通りの読み方が存在します。
それぞれ別の言葉であり、使われる場面が異なります。
「きゅうどうしゃ」という読み方の場合は、「真理や悟りなどを探求して修行する人」という意味の言葉です。
一般的にはこちらの読み方をします。
「真理」や「悟り」とは宗教的な意味でのものだけではなく、学問やスポーツ、芸術などのあらゆるジャンルで極めに達することをいいます。
一つのことを極限の高みに至ろうとして探求し己を磨き上げる人たちは、みな「求道者」なのです。
また、キリスト教の用語では「洗礼を受ける前の人」または「一身に神に祈りを捧げる敬虔な人」という意味でもあります。
他方の「ぐどうしゃ」は、仏教用語として使われる場合のみの読み方です。
意味は「きゅうどうしゃ」の場合とほぼ変わらず、「煩悩を取り去ろうとして修業を行っている者」を指す言葉です。
まとめると、「求道者」という言葉は基本的には「きゅうどうしゃ」と読むけれど、仏教用語の時のみ「ぐどうしゃ」と読む。と覚えておきましょう。
求道者を使った文章・例文
- 一心不乱に部活に打ち込む彼女の姿は、まさに求道者と呼ぶのにふさわしい。
- 友人は毎週末に教会に通っている、熱心な求道者だ。