軽快
「軽快」という言葉は「けいかい」と読みますが、皆さんはこの言葉にどのようなイメージを持つでしょうか。「軽快な足取り」「軽快なトーク」など、リズミカルでウキウキするような印象ではないかと思います。
もちろんそういった意味がメインなのですが、実は医療のジャンルでは別の意味を持っているのです。
今回は「軽快」という言葉について詳しく解説します。
軽快の意味とは
軽快とは「身軽で素早いこと。軽やかで気持ちがいいこと」という意味で、読み方は「けいかい」です。
「軽快なリズム」「軽快なトーク」など、楽しげでリズミカルな印象を表すときに形容動詞として使う場合が多いです。
類語に「軽妙」があります。こちらは文章や会話、技など「見聞きするものを楽しませる意図を持って発せられるもの」に限定して使う言葉です。
また、「病気が快方に向かうこと」という意味もあります。
この意味として使う場合、「軽快に向かう」または「軽快傾向」という使い方をします。また、「軽快する」というように動詞としての使い方もあります。
医療や看護に関わる者の専門用語として、入院患者が退院できる理由として「完全に回復しきってはいないけれど、入院時より症状が良くなったので退院しても支障はないと判断した」ということを示す言葉となっています。
軽快傾向といっても完全に治ったわけではないので、看護する者たちが注意を払わねばならないことには変わりません。

軽快の使い方・例文
- 運動会のBGMには、軽快な音楽が良く似合う。
- このままいけば、彼の病状は軽快に向かうだろう。